先物取引の歴史
近年、原油価格の上昇等で注目を浴びている先物取引ですが、実はこの先物取引の原点は日本に有ると言われているのです。
今から400年以上も前の1580年頃、「淀屋米市」と呼ばれるお米の取引市場が大阪に誕生しました。当時の日本経済の基本的な物と言うのがお米だった様で、貨幣と同じ扱いをしていた程価値があった様です。この頃、商業の中心地で有ったのが大阪で、各藩の大名達がこぞって大阪に蔵屋敷を作ってお米を売って藩の資金に充てていた様です。
ここで大阪にいた商人達が「米市」と呼ばれるマーケットを自分達で開設し運用していく様になるのですが、ここで使われていたのが「米手形」と呼ばれる物でした。本来取引時には現物であるお米を実際にやり取りするのですが、重さもあり大変だと言う事で、一俵あたりいくらで交換可能と言う証券みたいな物を利用していたそうです。これが今の日本経済を支える先物取引のルーツであると言えるみたいです。
実際に、今の様な先物取引が行われる様になったのは1730年頃、江戸幕府が米の先物取引を許可した事が商品先物取引の始まりになったと言われています。
お米の収穫量によって市場が荒れない様に、収穫する前にお米の値段を決めて受け渡しを約束させる様にして生産者側に極力リスクが起きない様にする今の先物取引の考えが確立されました。
江戸時代に考え出された商品先物取引は、現代においても原油価格の高騰等によるリスク回避の為に安定した取引が出来るとして、高い人気が有ります。
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